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わかる瞬間

※小説と映画のネタバレが含まれているので、そういうのが嫌な方は読まないように^^;


---僕はどこでもない場所のまん中から緑を呼びつづけていた。
(「ノルウェイの森」村上春樹)


先日、「ノルウェイの森」のレイトショーを観にいった。
私の最大の興味はそのラストシーンで、初めて読んだときからラストの一文がうまく飲み込めていなくてそれがどのように解釈され映像になるのかという事だったのだけれど、音声のみでとてもさらっと流されていて、その期待に関しては裏切られた。
結局、個々に解釈してくださいということだったのかな。




今日の午後は、レッスンの予約がなかったので外に出てプライベート半分、仕事半分で過ごした。
春らしい空気が、街の輪郭をぼかす。

今日一日のなかでも私の心は、好きと、好きじゃない事柄の中をぶれ動き、
眩しい日差しの下で、とても寒かった日のあたたかい出来事を惜しんだりもし
結局、そんな心持の中じゃ春を受け止める準備ができていないんだという結論に達し、
同時に、ああ、あのラストってそういう感じだったのかなと突然腑に落ちた。
あくまでも私自身の中での解釈だけど。


初めて小説を読んでから既に20年近くが経っており、
今日やっと、である。
前触れもなく訪れてきた。


やれやれ、他にもいろいろとわかりたい事があるっていうのに、生きてる間にわかるんだろうか(笑)
結局そのときが来るまで、待つしかないんだと思うけど、
行ったり来たり、ぶれさせてくれる事象があることに贅沢さを感じ、わかる瞬間自体は今の私にとってそれほど重要でないのかもしれないとも思う。



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